日本固有の文化である畳。最近では畳の和室が減っていると言われるが、中国では日本文化に対する興味や憧れから、自分の家に畳の部屋を作る人もいるようだ。しかし、中国メディアの百家号は15日、畳は中国の住宅には合わないと主張し、4つの理由を紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国の住宅に畳が合わない1つ目の理由として「畳はカビやすいこと」だと主張。畳は湿度の高い季節には嫌なニオイがしてくるほか、すぐにカビが生えてくるとしている。しかし、本来畳は通気性が良いはずであり、これは中国の住宅はその多くがコンクリート製で、その上に畳を敷いていることと関係があるのかもしれない。

 2つ目は「収納が不便なこと」だ。中国では畳の下に収納スペースを設けるケースが多いが、この手の収納は引き出しではなく畳がふたになっているタイプであるため、物の出し入れが面倒だという。日本にも畳下収納はあるが、多くが畳を一段高くした引き出しタイプを採用しており、中国では利用者の利便性を考えない設計に原因があるのではないだろうか。

 3つ目は、「快適ではないこと」。日本人のように畳に直接布団を敷いて寝るのはとても快適だと多くの人は思うが、記事は「それは大きな勘違いだ」と主張。畳は硬くて寝心地が悪いとしている。これは、中国ではベッドで寝る習慣のため、敷布団を敷かずに直接寝ようとするからかもしれない。最後は「価格が高いこと」を挙げた。中国では特注になるので高くなってしまうのだという。

 それで記事は、畳はあくまでも日本の伝統文化であって中国には全く合わないと結論したが、表面的に畳だけを中国の住宅に取り入れても日本の住宅とは異なっているのでどうしても適合しない点が出てくるのだろう。この感じでは、中国に畳が大々的に広まることはなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)