日本の経済成長率は、この20年あまり低水準でほとんど変化していないが、今でも世界有数の経済大国であることに変わりはない。中国メディアの騰網は、「この25年、日本経済はほとんど成長していないはずなのに、それでも先進国でいられるのはすごいことだ」と論じる記事を掲載した。

 記事はまず、日本のGDP推移をみると25年前からさほど変化がないことを指摘。そのため、右肩上がりの成長率で日本を追い抜き、一気に追い越した中国と比べると、中国人としてはどうしても見劣りがするようだ。25年前は中国の7.4倍もあった日本のGDPが、2019年には中国の「約3分の1」にとどまるほど、日中の差は拡大したと指摘している。

 25年前から停滞しているにもかかわらず、日本はなぜ今でも世界第3位の経済大国で、先進国にも数えられているのだろうか。記事は「過去の日本はそれだけすごかったからだ」と指摘。早くに発展した日本は、発展の速度が昔ほどではないというだけで「今でも充分に発展した国」であるため、日本を軽く見るべきではないとしている。また、一人あたりGDPや科学技術力、工業の発展度合いなど多角的に見なければいけないと述べ、GDPの数字だけで安易に決めつけないよう注意を促している。

 日本は「一人当たりのGDP」で中国を大きく上回っており、「科学技術」の分野でも研究者やノーベル賞受賞者の数では日本が中国を大きく上回っている。また「工業」の分野でも、自動車産業や半導体材料、精密機器などで世界の先端を行っており、十分に先進国としての資格を満たしていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)