中国のポータルサイト・百度に15日、「日本はどうして近代に入って突然国力の増強に成功したのか」とする記事が掲載された。

 記事は、幕末の黒船来航以降欧米諸国の強さを目の当たりにした日本が、当初こそやむなく国を開いたものの、明治維新を経ると今度は自ら進んで西洋の優れた文化や制度、軍隊様式を取り入れ、模倣していき、強大な立憲君主国家を作り上げていったとし、その「学ぶ」能力の高さが日本の急速な近代化、国力増強を支えたと伝えた。

 そして、明治初期の英国視察を終えた大久保利通らが富国強兵の必要性を痛感し、そのためにはまず殖産興業から着手しなければならないとの認識を持ったと説明。殖産興業の推進に向けて日本政府は大金を惜しむことなく投じて欧米からさまざまな分野の顧問を呼び寄せて指導を仰いだとした。

 また、日本政府は西洋の経験から全面的に学び、博覧会形式による先進技術の宣伝普及、欧米式の近代企業制度、企業制度、さらには保険制度に至るまで、ありとあらゆる西洋の経済制度を取り入れていったと紹介している。

 さらに、軍隊の近代化においても、新政府は大村益次郎を首班としてフランス式陸軍と英国式海軍の制度を導入して軍制改革を進めたほか、エリート軍人を育成すべく陸軍士官学校、海軍兵学校、さらには陸軍大学を創設し、軍事力を強化する体制を整えたと伝えた。

 記事は、明治維新以降の急速な日本の台頭は、時の為政者による全面的な西洋の制度、体制の移植、模倣にあったとの見方を示す一方で、国体に関わる基本的な政治制度においては西洋の民主制度、共和制度をそのままコピーすることなく、万世一系の天皇に絶対的な権限を授けた日本独特の立憲君主制を作り上げたと紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)