近年、日本で「食育」と言う言葉が強調されるようになり、給食や調理実習を通して子どもたちが、食に関わる知識を学んでいる。一方、中国ではそれとは反対に食事に関してはすべて親や祖父母まかせで、自立できない子どもたちが増えている。中国メディアの百度が「日本の小学校の給食はここが違う!三つの点から中国の母親も学ぶ価値あり」と題する記事を掲載した。

 まず記事は、子どもに勉強ばかりさせ甘やかす傾向の強い中国の教育を率直に批判している。「子どもにおいしいものを食べさせたいと願うのは多くの親たちの願いだが、中国の親たちのやり方は太った”小皇帝”を育ててしまっている」と述べている。記者は実際に近所の子供たちの状況を引き合いに出し、「今年9歳になる隣の子供は親に甘やかされ、どんどん太っている。こうした肥満体形は病気にもなりやすく、早熟にもなりやすい。しっかりとした栄養管理が必要だ」と述べ、中国の多くの家庭で陥りがちな「子供に勉強ばかりさせ、甘やかして肥満体が増えてしまう傾向を指摘している。

 一方、記事は日本の学校で行われている「食育」に注目し、児童が自分たちで学校給食の野菜の一部を育てることで、野菜のおいしさを知る取り組みを紹介。また、給食当番などで食事の配膳に関わることで子どもの自立を促す方法を紹介。さらに、徹底した衛生・栄養管理により、子どもたちの成長に欠かせない栄養をバランスよく安全に摂れる給食はすばらしいと称賛している。

 記事はまとめとして「子供たちは放っておくと脂っこいものや栄養価の低いジャンクフードばかり食べてしまうが、給食でバランスの取れた食事を摂ることができる。また、子どもたちに食事の準備に主体的にかかわらせることで、子どもの自立にも役立つ」と紹介し、「こうした教育から学ぶべき」と結論付けている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)