中国のポータルサイト・百度に13日、造船大国として知られる日本に空母を建造する能力があるかどうかについて考察した記事が掲載された。

 記事は、日本は以前より造船大国として知られており、世界で最も早い時期に空母を建造し、使用した国でもあると紹介。第2次世界大戦期には25隻の空母を就役させるほどの実力を持っていたとする一方で、戦後は軍需産業が厳しく制限され、空母の建造も許されない状態が続いてきたと伝えた。

 その上で、現在の日本に空母を建造する能力があるかについて「答えはイエスだ」とし、現在海上自衛隊が配備している4隻のヘリコプター搭載護衛艦は「厳密に言えば準空母だ」と主張したほか、ヘリ搭載護衛艦の一つである「いずも」についてF-35B戦闘機を搭載する真の空母へと改造する動きが進んでいると説明。サイズとしては排水量2万トン前後と小型であるものの、搭載機の強さもあって全体的な戦闘能力は6万トン級の第4世代戦闘機を搭載する中型空母にも劣らないとの見方を示している。

 一方で、中型や大型の空母を建造する能力については「日本は現時点で備えていない」とした。そして、中型、大型の空母を建造するには単に規模の大きさだけでなくより高度な技術が必要であり、日本の実力だけでは今後数十年は米国のような原子力を動力に持つ大型空母を建造することはできず、米国からのデータや技術の供与があれば建造できる可能性はあるものの、間違いなく米国が許さないだろうと伝えた。

 また、米国の新鋭空母ジェラルド・R・フォードだけで建造費用が130億米ドル(約1兆3500億円)に上るのに対し、日本の防衛予算は500億ドル(約5兆2000億円)前後であることから金銭面でも日本が大型空母を建造することは難しく、仮に技術的な建造能力を持っていたとしても、造るお金を工面することができないのだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)