市町村の行政の中心地とも言える役所。中国にももちろん役所は存在するが、同じ役所でも日中ではずいぶんと違っているようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、大阪市役所について紹介する動画を配信した。

 最近、関東から大阪へ引っ越してきたという配信者の中国人男性は、これまで大阪市役所の中へ入ったことはなかったものの、トイレを借りに市役所の中へ初めて入ったという。

 1986年に完成したという大阪市役所の中は、「華麗で立派というわけではないが、広々としていて明るい」と紹介。確かに、30年以上前に建てられた建築物の割には清潔でそれほど古さを感じない。だが、中国の役所はどこも非常に大きくて立派な建物であるため、日本の市役所はずいぶん簡素だと思ったことだろう。

 この動画を見た中国のネットユーザーからは、中国との違いを指摘するコメントが多く寄せられた。比較的多かったのが「あれ?守衛はいないのか?」というコメントだった。中国の役所は入口に守衛が見張っていて、自由に入ることができないようになっている。

 そのためか、「警備員に追い出されたりしないのか?」、「受付は不要なのか?」、「こんな簡単に入れるなんて、野菜市場に入るより簡単じゃないか」など、驚くコメントも多かった。また、「少しも古臭さを感じない。これが中国だったらとっくの昔に取り壊されている」と建物の状態の良さに感心したユーザーもいた。

 中国では役所は地方政治の中心地であり、行政サービスは「行政服務中心」で行うという違いがあり、日本の市役所とはやや立ち位置が異なるとはいえ、多くのネットユーザーから日本の市役所に対する称賛の声が寄せられていたのは興味深い点だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)