韓国は国産空母の建造を計画している。韓国軍合同参謀本部は空母建造の必要性を認めており、正式に建造計画が進んでいく見込みだ。計画では3万トン級の軽空母を建造し、F35Bを購入して艦載機として運用するという。中国メディアの快資訊は8日、この計画に対する中国の軍事専門家の見方を紹介する記事を掲載した。

 この専門家によれば、排水量が3万トン以下の空母は「軽空母」と呼ばれると紹介。大型空母が艦載機を100機以上搭載できるのに対し、軽空母は20機ほどしか搭載できないという。韓国が「軽空母」を建造することにした理由については、「日本の防衛力との戦略的なバランスを取るため」と分析。日本もいずも型護衛艦を空母に改修する計画があり、いずも型護衛艦が排水量3万トン以下だからだと指摘している。

 続いて艦載機として購入予定のF35Bについて、高いステルス性と先進的な電子システム、及びスーパークルーズ(超音速巡航)能力を有していると紹介。前線支援や目標攻撃などさまざまな任務をこなせるマルチロール機だと伝えた。

 韓国の軽空母計画はアジア情勢にどのような影響を与えるのだろうか。専門家は、「韓国は軽空母の建造により、東アジアにおける戦略的な地位を向上させ、特に日本の防衛力との間でバランスを取りたい考えなのだろう」と分析。また、「米韓の間で徐々に軍事指揮権が移譲するにつれ、韓国軍は核心的な軍事力を持つことで東アジアや米国の軍事的戦略の中でより強い自主権を持ち、外部に左右されない独立性を確保したいと考えている」との見方を示した。

 韓国が軽空母を所有することについては、その必要性について韓国国内でも賛否両論があるようだが、中国の専門家は「日本に対抗するため」との意味合いが強いと見ているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)