中国のポータルサイト・百度に10日、米国、日本、中国の各国政府が抱えている債務の額について紹介する記事が掲載された。

 記事は、国際金融協会(IIF)の統計として、2020年1~9月の世界全体の債務額が272兆ドル(約2京8300兆円)に達し、通年では277兆ドル(約2京8800兆円)になるとの予測が出ていると紹介。発展している国の政府ほど債務は増える傾向にあるとし、中でも米国は20年10月20日現在で27兆1100億ドル(約2820兆円)の国債残高を抱えており、世界で最も多くの債務を抱える国だと伝えた。

 また、米国政府の国債残高はGDPの137%余りに相当する額であり、19年末の109.75%に比べてその割合が大きく増加したと説明。専門家からは今後10年は米国の債務規模が拡大し続け、GDPに占める割合も高まるとの予測が出ているとした。

 さらに、日本については20年4月現在の政府の債務額が10兆4400億ドル(約1090兆円)で米国より少ないものの、対GDP比では200%を超えており、世界で最も多くなっていると紹介。その背景には新型コロナの感染拡大があり、21年も経済の改善が見られなければ、債務危機はさらに大きくなる可能性があると伝えている。

 一方で、米国や日本に比べて中国政府の債務状況は健全であるとし、20年3月末現在の中国政府の債務は17兆元(約270兆円)前後で、対GDPはわずかに17%であると伝えたほか、負債レベルが低いだけでなく、大量の外貨準備もあると紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)