中国のポータルサイト・百度に9日、今年の東京・豊洲市場におけるマグロの初競り金額が昨年の9割減になった背景について解説する記事が掲載された。

 記事は、島国である日本は海産物の産業で天賦の強みを持っており、日本国内での消費のみならず、海産物の輸出も日本にとって重要な産業の一つになっていると紹介。中でも高級食材として広く知られるクロマグロは、非常に高価でありながらも実に多くの人が舌鼓を打つべく群がる魅力を秘めているのだと伝えた。

 その上で、5日に豊洲市場で行われた新年恒例の初競りにおいて、208キロのクロマグロが2084万円の最高値で競り落とされたとする一方、「この値段だけを聞くと非常に高額だと感じるかもしれないが、昨年の同市場での初競りでは2億円の値段がついていたのだ」と紹介している。

 そして、クロマグロの初競り最高額が昨年より「9割減」となった背景として、新型コロナウイルスの感染拡大により日本の飲食業界が大きな打撃を受けたことを挙げた。また、世界各国においても新型コロナによってマグロに対する需要が減少しており従来よりも高い値段がつかなくなったと解説。クロマグロの値段から、日本の海産物企業と飲食店が新型コロナによって受けたダメージの大きさがうかがえると伝えた。

 また、日本政府が7日に首都圏の1都3県に対する非常事態宣言を発出し、飲食店では午後8時までの時短営業が要請されたと紹介。この先飲食店の営業時間がさらに短縮され、場合によっては営業停止という事態に陥れば、海産物の消費はさらに困難となり、海産物の卸売り価格が一層下落してしまう可能性もあるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)