日本政府は2001年に科学技術基本計画で「50年で30人のノーベル賞受賞者を輩出する」という目標を掲げた。50年どころか、わずか20年で自然科学分野で18人の受賞者を輩出しており、目標の半分以上を達成したことになる。

 中国メディアの網易は7日、科学技術基本計画で日本が掲げた目標は当初「達成不可能」な内容と見られていたと主張する一方、もはや目標達成は時間の問題であることを指摘しつつ、「日本はいかにして科学技術大国になったのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本がここまで科学技術大国となるとは予想外だったとし、ノーベル賞が制定されて100年以上経つが、この間に人口の多い中国やインドは数えるほどしかノーベル賞受賞者を輩出できていないと指摘した。

 なぜ日本はノーベル賞受賞者がこれほど多いのだろうか。記事は「科学技術の発展のために巨額の資金を投入したためだ」と分析し、1980年代と90年代に豊富な資金を背景に思う存分研究できた成果が今出ていると伝えている。

 これに加え、「子ども時代に科学の基礎を据えている」ことも大きいという。日本では子どもたちが自然と触れ合い、子ども向けの科学の本に接する機会がたくさんある。記事は、ニュートリノの観測に成功したことでノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏や、このニュートリノに質量があることを発見し同賞を受賞した梶田隆章氏を紹介。2人とも、子ども時代は本をたくさん読み、科学に親しみを持ったことが伝えられている。

 記事は、科学技術こそ国を発展させる力になると強調し、中国は日本を見習いつつ、「国家の力になる科学技術を発展させなければならない」と結んだ。資金力で言えば中国は日本以上であり、量子分野をはじめ、中国が世界最高峰の技術力を持つという分野も増えているのも事実であり、今後は中国がノーベル賞受賞者を多数輩出する時代が来るのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)