中国のポータルサイト・百度は8日、日本を旅行すると現代の中国では見たり感じたりすることのできない古代中国の唐の面影に出会うことができるとし、建築、飲食、礼儀という3つの点から日本に存在する「唐風」を紹介する記事を掲載した。

 まず建築については、日本の古代建築が盛唐の時期の特徴を色濃く残しており、なおかつ現在においても多くの場所で完全な形で残されていると紹介。一方で広大な中国で現存する唐代の木造建築はわずか4か所しか残っておらず、いずれも山西省にあると伝えた。

 次に、日本の飲食に関する習慣、文化からも唐の時代の面影を見ることができるとし、席次を重んじる点、骨などを床や卓上に食べ散らかさない点などは現代の中国よりも日本のほうが全面的に受け継ぎ、現代に残しているのだと紹介している。

 さらに、古代の中国では礼儀を非常に重んじる傾向にあり、日本はこの習慣を受け継いでいると指摘。他人に会えば礼儀正しくあいさつをする様子は、唐の時代をはじめとする古代中国とそっくりなのであるとした。

 記事は、現代の中国は豊かになる一方で多くのものを手放してきたとし、自らを「礼儀の国」と称しながら、現実の生活では礼儀やマナーに欠ける「自由奔放」な行為が目立っているとした。その上で「礼儀という点では、現代のわれわれはご先祖様に遠く及ばず、さらにはご先祖様を模倣してきた日本にすら及ばないのである。近代以降の民族的な感情はさておいて、日本には本当に、われわれが学ぶに値するものが多く存在するのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)