2020年は、新型コロナに振り回される1年となったが、それは子どもたちも同じだ。学校が休校となったしわ寄せが今年に入っても続き、正月明け早々に授業を再開した学校は少なくない。中国では休校中も授業は休まず、オンラインで行われていた。中国の教育はただでさえ競争が激しく、授業を止めるわけにはいかなかったのだろう。

 日本と中国とでは、教育に対する熱量も違えば、重視するところも違う。中国メディアの百家号は4日、「教育強国である日本から学べること」を紹介する記事を掲載した。知識を詰め込むばかりの中国とは違い、学べることがあると伝えている。

 まず記事は「カリキュラムの多さ」を指摘している。国語や算数、体育、音楽、美術は日本も中国も共通しているが、社会性や生活力を付ける「生活科」や「家庭科」などは中国にはないと感心している。また「健康な体を作ること」も、中国の学校ではおろそかにされているとした。日本では水泳やマラソンの授業で基礎的な体力を付けつつ、強い精神力や団結力を自然と学ばせている。栄養豊かでバランスの取れた給食も、体の基礎を作っているとした。

 そのうえ、日本は「マナー教育」も重視していると称賛。幼稚園ではすでに「ありがとう」、「ごめんなさい」、「すみません」と教えていると感心しているが、これは中国では見られないことだ。こうした基本的なあいさつは、中国では大人でもできない人が少なくないため、子どもに期待するのは無理というものだ。

 こうして比較してみると、日本の学校では知識に加えて、身体面、感情面、生活面など、各方面で基礎力を付けさせていると言えるだろう。こうした教育は、必ず子どもにとって一生の宝となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)