日本とインドの関係は歴史を通じて良好であったが、近年ではさらに緊密な関係を築いている。なぜ日印関係はこれほど強固なのだろうか。中国メディアの百家号は4日、この理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、中印国境で2020年6月に発生した衝突に言及し、実際に死者まで出た衝突はインドとアジア諸国との連携を強化するきっかけになったとしている。インドメディアは実際に「インドは戦略的な考え方から日米豪印戦略対話の範囲を拡大すべきだと主張している」と紹介した。

 また、インド政府関係者も、英国やフランスなど、インド太平洋地域の利益と関係のある国を戦略的な盟友に含めることや、日本を積極的に支持することを提案していると紹介。例えば、日本の経済発展計画を支持し、インド太平洋地域における日本の軍事行動を拡大してもらうべきとの意見があると伝え、もともと低迷していた中印関係はここのところさらに悪化の一途をたどっており、インドでは日本との協力強化を呼びかける声が高まっていることを指摘した。

 続けて、インドと日本の関係が強固である背景には「対中国」という共通の利害関係が存在するとし、特に近年は中国の影響力が拡大していることで、日本はアジアのバランスを取るうえで重要な存在になっていると説明。インドは情報の収集や共有という点で日本と協力できるほか、日本のために東南アジアにおける「外交調停役」となることもできるので、日印の関係強化は双方にとって利益となると強調し、「対中国」という要因こそ日印関係が強固である理由だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)