中国では「子どもの未来は祖国の未来」とよく言われ、多くの親が子どもの教育に力を入れている。しかし、中国人からすると日本の幼児教育から多くの啓発を得られるようだ。中国メディアの快資訊は4日、「日本の幼児教育はどれほど恐ろしいか」と題する記事を掲載した。

 記事は、日本の幼稚園に通わせているという中国人の母親へのインタビューを掲載。この母親はまず、日本の幼稚園は「生活力」を培わせている点が中国と大きく異なることを紹介した。生活力には、靴の履き方、整理整頓、手洗い、箸の使い方、トイレ、あいさつ、「ありがとう」や「ごめんなさい」と言うことの大切さなどが含まれると紹介しているが、これらはいずれも中国の幼稚園では軽視されがちな分野だ。

 また、日本の幼稚園における最も重要な学習は「遊ぶこと」だと指摘。遊びを通じて体力を養い、「人間関係や生活環境に溶け込み改善することの意識」、「言葉によるコミュニケーション」を学ぶと紹介した。国語や算数などが最も重要な学習と考える中国とは大きな違いだと言えるだろう。

 このほか、幼稚園では雨の日を除いて毎日近くの公園へ散歩に行くと紹介。外で遊ぶことで自然に接する機会があると同時に、子どもは小さな怪我をよくするものだと指摘した。しかし、日本の保護者は子どもが「ちょっとした傷」を作ることに怒るどころか、「自分を守ることを学べるので良いことだ」と考えると伝えた。これは、子どもが傷を作ろうものなら激怒する親が多い中国とは大きな違いと言える。

 この母親は、散歩に出かけると日光を浴びるので子どもの成長に有益であり、道路の横断の仕方など交通ルールを学ぶこともできると称賛。こうした教育のおかげで、小学校に入ると自分で登下校できるようになると感心している。中国の母親が挙げた点はいずれも、中国の幼児教育の方針とは大きく異なっている。生活力を重視している日本の教育は中国人にとって参考になることが多いと同時に、幼少の頃から自立心を養おうとする内容は中国とあまりに違っていて、「恐ろしい」と感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)