中国のポータルサイト・百度に5日、日本の寿司の原型とも言われる「なれずし」について紹介する記事が掲載された。

 記事は、多くの人が想像する日本の寿司は、甘酸っぱい米飯の上に刺身が乗っかった、非常に新鮮な食べ物である一方で、日本のある飲食店では寿司の原点を追い求めて、塩漬けの魚にお米を詰めて数年も発酵させた「寿司」を作っているとし、和歌山県の伝統ある名物料理の「なれずし」を供している「東宝茶屋」を紹介した。

 そして、8世紀ごろから作られるようになった「なれずし」の材料は現代の寿司同様に魚と米であるものの、その作り方は現代の寿司とは全く異なることを説明。塩漬けにした魚の腹に蒸したお米を詰めて長期間発酵させることにより、チーズやヨーグルトに似た味わいになると伝えた。

 その上で、「東宝茶屋」では30年もの間発酵させた「なれずし」を提供しているとし、その見た目は「寿司というよりもお粥のようにドロドロで、見た感じ腐敗しているように思える」と紹介するとともに、強い匂いとともに甘さ、酸っぱさ、辛さが混然一体となった、現代の寿司とは全く異なる味わいについて「非常においしいと感じる人、クセが強すぎて受け付けないと思う人に分かれる」と説明している。

 記事は、日本を代表する食べ物の一つである「寿司」はすでに何世紀もの長い歴史を持っているものの、多くの中国人が好んで食べる現在の握り寿司は比較的新しいものであり、今のスタイルが完成したのは20世紀に入ってからなのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)