中国のポータルサイト・百度に5日、日本の独特なラブホテルの文化が、「コロナ時代」の宿泊業のスタンダードになっていく可能性について言及する記事が掲載された。

 記事は、日本のラブホテルが可能な限り他の客や従業員との対面接触を避けるようなシステムになっており、従業員とのやり取りは内線電話またはタッチパネルを通じて行われると紹介。チェックインも基本的に無人であり、気に入った部屋を選んでボタンを押すだけで済むようになっているとした。そして、人との接触を避けるようなラブホテルの文化には、日本人の「恥」の文化が大いに関係しているのだと説明している。

 また、1980年代に発展し始めたラブホテルは2000年ごろに最盛期を迎え、全国に3万店舗あったとする一方、近年では少子高齢化の影響もあり、衰退しつつあると伝えた。

 その上で、新型コロナウイルスの感染拡大によって人と人との接触を可能な限り避ける社会が形成されつつある中で、ラブホテルの運営システムが健康に気を遣う消費者のニーズと「想定外の合致」を見せていると紹介。日本全国の宿泊施設がQRコードの活用、無人チェックイン、温度検査、さらには無接触タッチパネルといった新たな安全措置を講じ始めている中で、ラブホテルはこれらの措置を非常に導入しやすい環境にあるとした。

 記事は「何にも接触しないことがいいこと」とされるコロナの時代において、旅行のスタイルも大きく変化し、「ラブホテルが一般的な宿泊施設へと変化し、同時に一般的な宿泊施設がラブホテルに近づく」現象が起こるとの予測が、日本の観光業界関係者から出ていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)