日本と中国とではお互い隣国同士だが、まだまだ日本について誤解していることが多い。例えば、ドラマや映画を見てそのまま真に受けてしまうことがあるようだ。極端な例では、日本の任侠映画をそのまま真に受けて「日本は治安が悪い」と信じてしまう人すらいるようだ。中国のポータルサイト百度が3日付けの記事で「中国人が日本人についてよく誤解していること」と題する記事を掲載した。

 一つ目は文化について。「日本人は毎日刺身や寿司を食べているわけでない」という点。和食と言えば寿司というイメージが強く、日本人は毎日寿司を食べていると勘違いしている人も多い。また、「いつも着物を着て出かけるわけではない」ともコメントしている。また「日本人の女優は整形していない」という点もとりあげられているが、「実際には日本の美容整形業界はかなりの市場規模で、多くの人が美容整形を受けている」と述べ、「韓国のようなステレオタイプの美人になろうとしないだけ。もともとの顔の雰囲気を生かした整形をしようとするから、整形っぽく見えないだけで実際にはかなりの芸能人が整形している」と断言している。

 さらに、日本人のマナーについても誤解がある。「日本人は礼儀正しいが、レディファーストではない」という点。日本人の礼儀正しさは有名だが、だからといって欧米のようなレディファーストとは考え方が異なり、逆に男女平等がかなり浸透した中国人から見ると、「女性が差別されている」と感じることもあるようだ。

 また、日本についての歴史認識にもかなり誤解があるようだ。たとえば「日本は昔から統一されていたわけではない」と述べている。日本は、過去戦国時代に各地の大名同士が激しい戦争を繰り広げ、江戸時代の徳川幕府になってようやく全国が統一されたという歴史がある。さらに、「日本語は古代中国語の方言の一つではない」という点。日本が漢字文化圏であることから、日本語と中国語は同じルーツを持つ言語、と勘違いしている中国人も多いが、実際には文法や語彙などかなりの相違があり、ルーツも異なる。また、「日本は単一民族」と勘違いしている人も多いが、実際にはアイヌや琉球民族など多くの少数民族が存在している。

 日中が互いの国の文化を正しく理解するには、まだまだ時間がかかるようだ。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)