中国のポータルサイト・網易に3日、日本の青少年は身体の健康状態が良好な一方で、幸福感など心理的な健康において世界から後れを取っているとする記事が掲載された。

 記事は、以前より中国のネット上では日本の小学校における給食の様子を撮影したドキュメンタリー映像が取り沙汰されてきたと紹介。日本の学校給食は一見平凡な献立に見えるものの、実際は栄養士がよく考えた上で作られたものであり、あらゆる栄養が十分に含まれているのだと説明し、「それゆえに、日本の児童は世界的に見てもトップクラスの健康ぶりなのだ」と伝えた。

 その一方で、ユニセフ(国連児童基金)が昨年9月に発表した調査では、日本の青少年は身体の健康こそ38カ国中トップだったものの、幸福度では37番めであり、総合的な順位は20位となったことを紹介し、健康指数の主な指標である肥満率が非常に低い一方で、幸福度の指標となる生活への満足度が62%にとどまったほか、青少年の自殺率も高いとしている。

 そして、この調査方向では日本の子どもたちの幸福指数の低さが、学校におけるいじめや家庭環境に大きく関係していると分析されたことに触れ、日本では多くの学校でいじめが起こっており、心の病を患う子どもたちも少なくないのだと解説した。

 記事は、「子どもは国の未来の希望」であり、その体の健康を守ることが非常に大切だとしばしば言われるとした上で、「それはあくまで、同時に心の健康が得られて初めて完全なものとなるのだ」と指摘。日本の政府や地方自治体は子どもたちの心のケア、サポートに一層力を注ぐべきではないかとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)