中国のポータルサイト・百度に2日、中国が前向きな姿勢を示したCPTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加が実現するかどうかについて考察する記事が掲載された。

 記事は、国際社会において日本と中国との関係は複雑であり、日本が米国と同盟関係を結んでいることもあって日中双方が良好な関係を維持するのは決して簡単なことではないと紹介。その中で、昨年11月に日中両国を含む15カ国が参加するRCEPRCEP(地域的な包括的経済連携)が両国の友好的な関係を前進させたと伝えた。

 また、アジア太平洋地域ではRCEPとは別に米国が中国の発展を抑え込むために日本、韓国、オーストラリアなどとともに成立させようとしたTPPの構想があったとし、その後米国自身が自国経済に大きなメリットを見いだせないことを理由に脱退して、代わりに日本が音頭をとってCPTPP、あるいはTPP11と名称を変えた上で協定を成立させたと説明。このCPTPPに対し、中国が先日参加に向けた積極的な姿勢を示したことを紹介した。

 その上で、CPTPPへの参加は中国の貿易発展にとって大きなメリットがあるものの、中国が参加するには主導する日本を含むすべての参加国の同意が前提条件だとする専門家の見方を紹介。一方で、日本を含む他の参加国にとっては国際的に強い影響力を持ち、膨大な市場を持つ中国は参加が望まれる存在であり、「米国がいない中で、中国も参加しないCPTPPは各メンバー国にとってあまり大きな意味を持たなくなってしまう」ため、日本や他のメンバー国から同意が得られる目算は高いとの見方を示している。(編集担当:今関忠馬)