中国のポータルサイト・百度に1日、木材加工技術を得意とする日本が木造の人工衛星開発に乗り出したと伝える記事が掲載された。

 記事は、人類が数千年前に手に入れ発展させてきた木工技術を現代のハイテク技術と融合して木造の人工衛星を作ろうという動きが日本で起きていると紹介。その目的が環境保護にあるとし、従来の人工衛星が大気圏に突入する際に激しい摩擦で衛星が燃え、その中で生じる酸化アルミニウムの顆粒が長期間大気圏に漂い続けることで宇宙環境に悪影響を与える恐れがあったのに対し、木造の衛星は完全に燃え尽きるために環境に優しいのだと伝えた。

 そのうえで、実際のところ日本ではハイテク分野で木の材料の可能性を探求する動きが頻繁に見られ、過去には大きな成果も出してきたと解説。第2次世界大戦期には、物資不足によって木製飛行機を作って米国の戦闘機と対等に戦おうとした経歴があるとした。そして、当時の木造戦闘機の技術的価値は現在の木造衛生にも引けを取らないほどであったと説明している。

 記事は、第2次大戦期の木造戦闘機は物資不足によるひっ迫した状況があったのに対し、物資が豊かな現在において木造衛生開発に精力を注ぐ理由は、単に環境保護だけはないかもしれないと主張。航空宇宙分野において世界に先駆けた、なおかつ環境にやさしい技術の成果を作ることで民俗的な自尊心を高め、国民の自国に対する自信を強めるという別の狙いもあるのだとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)