中国の観光地では様々な手で客を騙したり、ぼったくろうとしたりする人が少なからず存在する。これは中国人にとっては常識であり、土地勘のない観光地を訪れる際には騙されないよう気をつけるのが当たり前になっている。

 観光客を騙し、暴利を得ようとする商売が横行している中国に対し、日本では外国人であっても安心して買い物や観光が楽しめる環境がある。中国メディアの網易は26日、日本の観光スポットでは「なぜ客を騙す店が少ないのか」と題する記事を掲載し、日本人は商売上手だと称賛した。

 中国の経済発展に伴い、海外旅行を楽しむ中国人は増加の一途をたどっていた。中国人旅行客の海外旅行先における消費意欲は非常に高く、それだけに各地で騙される事例が相次いでいたようだが、記事は「日本を訪れた中国人旅行客が騙されたというニュースはあまり耳にしない」と指摘した。

 続けて、日本で「騙されたり、ぼったくられたりした中国人が少ない」のは、日本人が「信頼」を重視する国民であることが関係しているのではないかと主張。客を騙すという行為は不名誉な行為であると同時に、自分の信頼を傷つける行為でもあり、それゆえ客を騙そうとしないのではないかと論じた。

 また日本で販売されている商品は「品質が高いにもかかわらず、価格は手ごろ」だと指摘し、ここにも日本人の賢さがあると主張。中国人消費者は口コミを重視する人が多いが、「高品質な商品が手ごろな価格で買える」という中国人の口コミがさらに多くの中国人客を引き寄せることを、日本人は知っているのだと主張し、「こうした良質な口コミを失ってしまうことを避けるために、日本人は価格を高めに設定したり、ぼったくったりはしないのだ」と主張した。

 記事は、日本人は「本物の商売」とは何かを良く知っており、「利益を得るためなら不誠実でもかまわない」などとは考えないのだと強調。「利益を得るためなら騙してもかまわない」と考える中国の観光地とは異なっていると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)