中国のポータルサイト・百度に29日、日本では高齢者が独立した老後生活を送っているとする奇異が掲載された。

 記事は、中国では「養児防老」(子どもを養うことで老いを防ぐ)という言葉があり、すなわち年老いてもなお子どもの面倒を見て生活する必要があると紹介。まずは蓄えを使ってわが子に自動車や家を買い与え、子どもが結婚して孫が誕生したら、今度はかわいい孫の世話を見続けるとした。一方で日本の老後生活は「独立」という言葉で形容でき、中国の高齢者から見れば羨ましいものであると伝えた。

 また、現代の日本人は西洋文化の影響を受けていることもあり、経済的に親に依存するケースは少ないとし、そのために日本の高齢者は老後の時間をおおむね自分のために費やすことができ、自分のやりたいことをやる日々を過ごすことができるのだと説明している。

 さらに、子どもたちとは離れて暮らすケースが多い日本では、高齢者向けの生活補助器具産業が発展し、公共の場所における高齢者の補助設備も充実しているほか、高齢者のケア業界も発展していると指摘。現役世代が多くの時間や精力を親の面倒を見るために費やすことなく、仕事に専念しやすい環境ができているのだと紹介した。

 そして、日本の高齢者は定年退職後も「余熱」を持っており、引き続き仕事をすることを好む傾向にあるとも伝え、「仕事をしてこそ自分の価値を実現できる」と考えている人も少なくないとした。

 記事は、日本の老後生活が中国人にとって羨ましい部分を持っているとする一方で、中国式の老後生活にもポジティブな点はあるとの考えを示し、両国で急速な高齢化が進む中で「互いの優れた点を参考にしながら、高齢者が幸せな晩年を送れる生活スタイルを模索できるかもしれない」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)