中国国内の自動車市場は成長中だが、日本と中国とでは好まれる車種に違いがある。中国ではセダンに加えSUVなどが人気だが、日本では軽自動車やバンなどの車種が人気だ。中国のポータルサイト百度が29日付の記事で「中国の平均4倍の給与額の日本で軽自動車やバンが好まれるわけ」と題し、日本の自動車市場について分析している。

 日本で軽自動車が売れる一つ目の理由は「車庫証明が必要ない」から。日本では自動車の購入時には車庫証明が必要。この点、軽自動車には地域によっては車庫証明が不要だ。特に車を二台持ちしている家庭では、二台目は省スペースで手軽に駐車できる軽自動車が好まれているようだ。

 もう一つの理由は「燃費や運搬に優れている」から。日本では車は生活のための重要な運搬手段。大きめの買い物をしたときにはバンなどは便利。日本では、燃費も良く経済性に優れ、買い物にも便利な生活に密着した車が好まれている。

 この点、中国ではまだまだ「車はステータス」というイメージが根強く、燃費効率が悪くてもいかにも高級車という雰囲気の車が好まれる。日本では、車は家電と同じような存在で、便利で使い勝手が良く経済性に優れていることが重要、と考えられている。こうした点からも中国と日本では売れる車の種類が違うようだ。

 中国の自動車文化は、日本に比べ歴史が浅い。今後自動車文化が成熟していく中で、好まれる車の種類も変わっていくかもしれない。記事は、「車選びについても日本を見習う必要がある」とまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)