中国メディア・中国台湾網は28日、日中関係が間もなくさらなる深化に向けた大きな契機を迎えることになるとする記事を掲載した。

 記事は、近年の日中関係について、小さないざこざはあるものの総じて安定状態を保っていると紹介。特に今年始めに新型コロナウイルスが中国で感染拡大した際における日本からの中国に対する支援ぶりは「非常に感動的なものであった」と評している。

 また、菅義偉首相が就任して以降、日本は再び中国の台頭を抑制する動きを見せながらも、貿易面では両国が積極的に連携し、未来における経済的な共同発展の可能性をさらに広げるRCEP(地域的な包括的経済連携協定)の署名に至ったと伝えた。

 その上で、先日就任した垂秀夫・駐中日本大使が就任メッセージの中で「少なからずの方から『中国と今後どう付き合っていくかが日本の未来を決する』との発言」があったとし、日中関係を日本にとって非常に重要な対外関係の一つと捉え、一定の意見の相違や摩擦を抱えながらも外交手段を通じて両国関係をさらに改善し、積極的な協力を展開していく意思を示したことを紹介した。

 一方で、政治的な関係が深まりを見せているのに対し、両国民間における互いのイメージアップが大きな課題になっていると指摘。特に日本人の中国人に対する印象について、新型コロナでの相互支援で一時期やや回復したものの、なおも中国に対してネガティブな見方をしている日本人が多いことに言及し、「深く考えるに値する問題だ」としている。

 記事は、来年の東京五輪に続き、2022年には北京での冬季五輪が予定されており、両大会間の連携や協力が進められているほか、22年には日中国交正常化50周年という日中関係における大きな節目の年を迎えると紹介。この節目に向けて日中両国の交流がさらに深まることに期待を寄せた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)