日本の「もったいない」の精神は、いまや「MOTTAINAI」として国際語になりつつある。日本には物を大切にする習慣がすっかり根付いていて、街中にはリサイクルショップも多い。

 しかし、中国人の感覚は違うようだ。中国の動画サイト・西瓜視頻ではこのほど、ある在日中国人が「日本に来たら先進国とは思えない生活をするようになってしまった」と紹介する動画を配信した。「物を拾う」習慣が身についたそうだ。

 この女性は、日本には「要らないものを必要な人にもらってもらう」習慣がある、と紹介。「欲しい方はお持ち帰りください」と書かれた段ボールが道端に置いてあることがあり、中にはまだ使えるものや、新品が入っていることもあるほどだと伝えた。この日も、きれいなティーセットや皿を拾ってきたそうで、「中国ではこんなことをしたことがない。先進国とは思えない生活をしている」と言いながら、何やら嬉しそうな様子だ。

 中国でも貧困層の中には、ごみをあさって金目の物を探す人が少なくないが、「捨ててあるものを拾う」ということに抵抗感がある中国人は多いようだ。コメント欄にも「日本では捨ててあるものを拾ってきて、ばかにされないのか」などの意見が見られた。

 しかし、ほとんどの人は「環境保護のためにも、みんなで拾ったほうがいい」、「使える人に譲るのは、何も恥ずかしいことではない」、「米国でもこうしている」など、投稿者に好意的だった。日本在住経験のある人は、「家電は拾っていた」と振り返り、「日本人の捨てるものはきれいだし、実際使えるものばかり」とコメントを寄せていた。もったいない精神のある日本人が、物をきれいに使うことも、物を譲り合う習慣に一役買っているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)