中国のネットショッピング上で紹介された日本製の鍋は、日本人の職人の技など、それらのすべてが実はニセモノで、中国製。職人まで日本語の流暢な中国人だった、ということが日本のネットニュースでも報じられている。中国のポータルサイト・百度がこのニュースについてさらに掘り下げている。

 まず、一体だれがこのニセモノを暴いたのか。記事は「ニセモノを明らかにするプロを名乗る“王海”により暴露された」と述べている。どうやら、“王海”という人物は自身のSNS上でニセモノを次々に暴露しており、今回の一件もこの人物による告発に端を発しているようだ。

 では、このニセモノの日本人の職人は一体誰だったのか。記事はさらにその人物についても掘り下げ、中国人の俳優だったことをつきとめている。以前日本人を演じたことのある人物のようで、多くのCMや映画への出演経験のある人物だったようだ。普段は温厚な一般市民を演じることの多いこの人物は今回、「日本人の職人」を演じるよう依頼されたのかもしれない。そうだとすれば、今回の一件はこの俳優にとってはとんだとばっちりとも言える。

 こうした一連のニセモノ報道について、中国メディア自身はどのように反応しているのか。「中国では偽造品や偽ブランドが横行しており、一部の消費者は宣伝を盲目的に信じてしまっている」と述べている。さらに、中国国内の法律についても言及し、中国の刑法140条では売上高に応じて、「2年以下の有期懲役又は拘留」、場合によっては「15年以上の懲役刑」の可能性すらある重罪である、と説明し、厳しく批判している。

 コロナウイルスで日本での買い物が簡単にはできない状況につけこんだニセ日本製は、まだまだ後を絶たないようだ。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)