中国でも近年はコーヒーの消費量が急激に伸びているが、まだ日本人の水準には至っていない。中国人の1人あたりの年間コーヒー消費量は4杯に満たないと言われており、日本人の年間約370杯に比べると非常に少ないことがわかる。

 日本では古くから喫茶文化が発達しており、その独特の喫茶文化が海外のコーヒー文化にも多大な影響を及ぼしたと言われている。中国メディアの百家号はこのほど、日本の喫茶文化やコーヒー文化がここまで発展した背後には、「何事も極めたがる日本人の気性」があると伝えた。

 記事はまず、日本人は「物事を極めたがる」性格を有しているとし、この性格は「ごく平凡な物事」に対してさえ遺憾なく発揮されると主張。コーヒー豆のように「平凡な豆の一種」ですら、日本には「いかに美味しくコーヒーを淹れることができるか」をとことんまで極めようとする人が多数いると論じた。

 たとえば、日本の喫茶店のなかにはコーヒーを美味しく淹れるために「点滴ドリップ」という方法を採用している店もあると紹介。これはお湯を「一滴ずつ」コーヒーに落としていく方法であり、非常に時間がかかるドリップ法だが、美味しさを極めるためであればこうした方法でも喜んで採用する人がいるのだと紹介した。

 さらに日本の個人経営の喫茶店はどれも決してありきたりではなく、コーヒーの味にも店舗のデザインにも「マスターの哲学」が色濃く反映されていると紹介。昭和レトロ、スタイリッシュ、家族的な雰囲気など様々な雰囲気のコーヒー店があり、好みが多様化している現代においても、日本には自分の好みにぴったり合った雰囲気のコーヒー店で、コーヒーを心の底から楽しむことができる環境があると紹介、こうした環境はまさに「何事も極めたがる日本人の気性」によるものであると指摘した。

 記事は、コーヒーという「一見、ありきたりで平凡に思える物事であっても、日本人の気性を持ってすれば、そこに深い面白みや魅力を発見することができ、魅力的な文化にさえ昇華する」のだと強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)