日本とドイツには共通点が多い。まじめな国民性が似ていると言われるほか、両国とも第2次世界大戦で敗戦しつつも、その後は急激な復興を果たした点も共通している。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本とドイツがたった20年で戦後の廃墟から這い上がることができた理由」を分析する記事を掲載した。復興を成功させた「鍵」にも日本とドイツには共通点があるとしている。

 記事はまず、この2カ国の復興は「普通に考えれば、あり得ないこと」だと指摘。廃墟と化した敗戦からただ立ち上がるだけでなく、急速に復興・発展し、あっという間に世界有数の経済大国になったからだ。しかし、日独のこの台頭は偶然ではなく「必然的であり、また運のおかげでもあった」と主張している。

 記事によると、日独のどちらも「運が良かった」そうだ。それは冷戦により、世界が二大陣営に分かれたおかげで、第2次世界大戦が生んだ憎しみはわきに置かれ、西ドイツはマーシャルプランにより、日本はマッカーサーの戦後改革によりそれぞれ復興と発展に向けた援助を受けられたためだと主張した。

 では「必然」というのはどういう意味だろうか。記事は、終戦後もこの2カ国には産業設備と教育の基礎、それに人材も残っていたため「0からのスタートではなかった」と指摘。そのうえ、日本もドイツも国民のレベルがもともとかなり高かったので、平和の訪れた戦後に発展したのは必然ともいえるとした。

 日独の復興は確かに自身の努力だけでは果たせなかったのかもしれない。戦後、戦勝国ながら国内紛争で大きく出遅れた中国としては、日本やドイツの発展には複雑な思いがあるはずだが、それでも興味ある話題のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)