先日、小惑星リュウグウのサンプルが入ったカプセルの帰還に成功した「はやぶさ2」。ほぼ同じころに中国は嫦娥5号が月のサンプル帰還を成功させている。中国メディアの快資訊は23日、この日中の宇宙探査について比較する記事を掲載した。

 記事は、サンプル回収がほぼ同じ時期となった日中のプロジェクトについて、中国のネット上では日中のプロジェクトを比較する議論が多く行われていると紹介。主に「どちらの方がすごいか」との話題だという。しかし、記事は「両者は全く異なる方向性の探査なので比較のしようがない」と指摘した。

 ただ、探査機の運用に使用した技術という面では中国が勝ると主張。中国の宇宙開発技術は完全に自主開発であるのに対し、日本は米国の技術に依存したものだからと主張した。

 とはいえ、日本の「はやぶさ2」が今回持ち帰ったサンプルにより、太陽系の起源を解く助けになるかもしれないため、「人類史上初の研究成果として、有益な情報が得られることを期待する」と述べている。そして、日本の宇宙開発の長所を認めることで、中国の宇宙開発もさらなる成長が期待できると論じた。

 最後に記事は、中国も別の惑星探査の計画があり、宇宙の起源解明の分野でも中国は大きな貢献となるだろうと結んでいる。実際、中国の月サンプル持ち帰り成功も偉業であることは間違いないが、はやぶさ2の成功で影が薄くなってしまっているため、中国としては残念で仕方がないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)