中国のポータルサイト・百度に24日、日本の中国に対する態度が大きなカーブを繰り返しており、今も転換期に差し掛かっているとする記事が掲載された。

 記事は、日中両国の関係は唐の時代から現代に至るまで安定せず揺れ動き続けてきたと紹介。唐の時代には日本から遣唐使が多く派遣されて当時の先進技術や知識を持ち帰るという関係にあったが、近代以降に関係は一変し、特に第2次世界大戦中は日本が中国を侵略して大きな傷を負わせたとした。また、戦後は米国の後ろ盾により経済発展を実現した日本と、改革開放によって驚異的な速度で成長した中国との間で意見が対立する部分も多く、その関係も絶えず変化していると伝えた。

 その上で、2020年は日中関係の揺れ動きを特に象徴する一年になったと指摘。新型コロナが中国で感染拡大した時期には、日本からマスクなど多くの物資が中国語のメッセージとともに次々と送られ、やがて中国の状況が安定し日本で感染が拡大するようになると、今度は中国が恩に報いる形で日本を支援したと伝えるとともに、両国間の民間レベル、政治レベルでの意思疎通が頻繁に行われ、両国の関係がいくらか好転した印象を受けたとする一方、日本は米国による「中国叩き」に追従する一面も見せたと紹介している。

 そして、日本にとって中国は非常に重要な貿易パートナーであるため、中国との交流や協力の機会を完全につぶすことは考えられない一方で、同盟国である米国の方針を完全に無視することもできないため、日本は対中関係において非常に難しいかじ取りを迫られているとした。また、11月に発表された世論調査の結果では、日本に良い印象を持つ中国人が増えたの対し、日本では中国に悪い印象を持つ人が増加したと伝え、日本は国民の対中感情を改善させていく取り組みも必要だと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)