日本の住宅は30年ほどで建て替えられることが多いようだが、建物自体の寿命はさらに長い。中国メディアの北美生活引擎は22日、「日本の住宅は築60年の物件でも、まるで築浅のように見える」と紹介し、寿命の短い中国の住宅と比較する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の住宅は「すぐに老朽化が進んでしまう」ことを強調。築40年ほどの家を写真で掲載しているが、確かに非常に老朽化が進んでいるように見受けられる。平均収入から考えると中国の住宅価格は非常に高額だが、これではローンの返済が終わる前に住宅の寿命が尽きてしまうことさえありそうだ。これに対し、日本の建物は築60年であっても「まるで築浅のように見える」と紹介。この違いはどこにあるのだろうか。

 記事は、日本では「100年住宅」を目標に、建物を地震に強くするための法律があり、しかもどんどん厳しくなっていると紹介している。2011年の東日本大震災では、建物の倒壊による被害は非常に少なく、阪神・淡路大震災の時からさらに減少した。これは、地震の教訓を生かし耐震基準をより厳しくしたからではないかと指摘されている。

 また、建物の「管理・修繕」が徹底していることも大きいと指摘した。マンションには長期的な修繕計画があり、徴収した管理費や修繕積立金で、水道や外壁、エレベーター、屋根などのメンテナンスや修理を行っていると紹介している。中国のマンションの管理費も決して安くはないが、記事は「管理費は治安対策に消えている」と紹介し、建物そのものの管理にまで手が回らない現状を伝えている。

 日本の住宅は、いつまでもきれいで、しかも地震に強いという安心感がある。これも、安心安全な住まいを目指してきた努力のたまものと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)