近年、日本は中国人観光客に大人気の旅行先となってきたが、「漢字が使われている」ことも人気を後押ししたと言えるだろう。国際共通語である英語が通じなくても、日本では漢字が使われているため、移動も買い物も問題なく、筆談で会話することもできる。なにより、中国文化を誇りにしている中国人にとって、海外に漢字文化が残っているのは誇らしいようだ。

 中国メディアの快資訊は21日、漢字を廃止しなかった日本について論じる記事を掲載した。かつては同じく漢字を使用していたものの、今は事実上廃止してしまった韓国やベトナムと比較して「賢く、正しい選択だった」と指摘している。

 記事はまず、漢字文化を残した日本を称賛しつつ、「韓国とベトナムは漢字を廃止してしまったので文化継承に支障が出ている」と指摘。古代の事物は漢字で書き残してあるためで、漢字を撤廃し読み書きできなくなるにつれ、「歴史を学ぶことができなくなる」危機に瀕しているという。

 この点、「漢字を残した日本は賢い」と伝えている。日本は古代中国から学んだ文化や習慣を残しており、漢字のほかにも茶や建築方法などを継承し、発展させている。中国以上に中国文化が残っている、という人もいるほどだ。

 記事は、日本が漢字文化を残しているのを見ると、中国文化の影響力のほどを感じるとともに、「中国人も伝統文化をしっかりと残していくべき」と思わざるを得ないと強調した。日本にも漢字廃止論がなかったわけではないが、結果として残り、近代では和製漢語を中国に逆輸出するまでになった。伝統を守るのも進取の気性も、日本の良さと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)