中国のポータルサイト・百度に22日、「天ぷらは純正の日本料理ではなかった」とする記事が掲載された。

 記事は、日本料理店で舌鼓を打ちながら「淡白な食べ物が多い日本料理の中に、どうして揚げ物の天ぷらがあるのか」と素朴な疑問を抱いたことがあるかもしれないとした上で、「実は天ぷらはもともとポルトガルの料理だったかもしれないのだ」と伝えた。

 そして、1543年にポルトガルの船が航路を外れて日本の島に到着したことがきっかけとなり、日本はポルトガルとの貿易を開始、鉄砲や石鹸、タバコ、羊毛などの物資とともに、ポルトガルの料理も日本に伝わったとし、その中に今や日本を代表する料理の一つである天ぷらも含まれていたのだと解説した。

 また、ポルトガルではカトリックのしきたりで肉食を禁止する期間があり、この時期に野菜や魚に小麦粉の衣をつけて油で揚げ、食していたと説明。保存がある程度聞くことから船乗りにも愛され、船乗りたちによってその調理法が日本に伝わっていったのだと説明。これが起源となり、海老やサツマイモ、シイタケなど日本の野菜や魚介類に衣をつけて油で揚げる天ぷらが誕生したのだと伝えている。

 記事は、大航海時代における世界の一大勢力として世界を駆け巡ったポルトガル人は、日本以外の国にも食文化に影響を与えていったと紹介。マレーシアやブラジル、そして、中国のマカオなどにもポルトガル料理の面影が残っているのだとした。

 天ぷらとカツといった日本を代表する揚げ物料理は、いずれも外国の料理を起源としたものである。それが今や日本を代表する料理に数えられるようになっていることは、日本が持つ食文化の懐の深さ、柔軟性の表れと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)