日本経営管理教育協会が見る中国 第651回 ――坂本晃

○日本での初感染

 中国武漢の研究所で開発されたとされる急性呼吸器疾患新型コロナウイルスCOVID-19 は、WHO世界保健機関が公式に発表している内容では、当初中国武漢で2019年12月8日に発症されたとしている。

 日本では武漢市に滞在し、帰国した30歳代男性から新型コロナウイルスが検出されたのは、厚生労働省の発表では2020年1月16日となっている。

 WHOが5例目の世界的な緊急事態と宣言したのは2020年1月30日で、世界的な発生からであろう。

 2019年までは、グローバリゼィションを旗印に世界の経済は、空路や情報技術の発達を背景に世界的に人の動きが活発であった。従って一気に世界的な蔓延状態になり、世界が鎖国状態に陥った。

○緊急事態宣言は2020年4月7日に東京他

 日本では2020年3月13日に成立した新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づき、総理大臣が宣言し、緊急的な措置を執る期間や区域を指定することになった。

 最初は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡を指定、次いで4月16日に全国を対象区域とした。

 途中で部分的な解除があり、最終的には5月25日には全国的に解除された。

○第1波、第2波、第3波

 日本全国の月単位で新規感染者数を元に推移をたどると、2020年4月が500人規模で第1波、ついで2020年8月が1,000人単位で第2波、2020年11月~12月が1,500人単位で第3波といえそうであり、2020年~2021年の年末年始までがひとつのピークになろう。

 直近の1週間に人口10万人あたりの感染者数は東京都が28.95人とトップであり、次いで大阪府、広島県、京都府などと続いている。

 寒冷の北海道の感染が注目され、温暖の九州や四国に比べて感染者が多く感じるは気温差かと推測されるが、有効な情報は見つからなかった。

○世界の状況

 直近のNHKがまとめた216か国のデータによると、最も深刻な死者数は大まかに全世界で167万人、アメリカが30万人、インドが15万人、ブラジルが19万人、EU主要国が各5~7万人、ドイツが3万人弱、中国5千人弱?、韓国7百人、日本は3千人弱である。

 感染者数は7千5百万人、100年前のスペイン風邪の5億人の感染、死者数5千万人~1億人に比べれば、まだ5分の1以下である。

 日本ではがんなどにより近年年間138万人が死亡、1日当たり3,783人、コロナの年間累計3千人弱からみるとまだ誤差の範囲ともいえる。

○収束に3年必要か

 人から人への感染、飛沫感染が主な感染経路とされているので、人と人との濃厚接触が多いとされる欧米人に比べて日本人は相対的には有利であろう。

 飛沫感染の機会は、家族を含めた複数人の会食、マスコミでは報道しにくい感染経路不明の大半を占めるかと推測される次世代のための行為中かとも推測される。

 世界人口77億人、有史2千年として、未来から*2020年をどのように見られるか、三密を避けた日常生活を有意義に新年を迎えましょう。(写真は、東京都の都の木いちょう。提供:日本経営管理教育協会)