アジアの小国と思われていた日本が、大国とされていたロシア帝国に勝利した「日露戦争」。この勝利は、日本のみならず世界の歴史にも大きな影響を与える結果となった。中国メディアの百家号は19日、「なぜ日本は日露戦争に勝利できたのか」を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本がロシア帝国に勝つというのは当時の常識では考えられないことだったと紹介。しかし実は、日本が単独で勝利したのではなく、5カ国の支援があってこその勝利だったと伝えている。その1つは「清国」だ。日露戦争の戦場は清の東方部と領海内で、表面上は中立の立場を保ったが、東北部をロシア帝国から取り返したかった清は陰で日本を支援し、物資や情報を提供したと紹介している。

 2カ国目は「英国」だ。清と同じく表面上は中立の立場を取っていたが、脅威を感じていたロシアをけん制するため、ロシア艦隊への補給を行わないという形で日本に便宜を図ったと伝えている。3カ国目は「フランス」で、ロシアの盟友ながらロシアが力を付けすぎることを望まなかったフランスは、英国同様艦隊への補給をしないという形で日本を支援したと指摘した。

 4カ国目の「米国」は、太平洋での覇権を確立するために「強くない方を勝利させようとして」日本を支援することにしたと説明。日本が勝てば、太平洋で米国の地位を確立できるからだ。ポーツマス条約を仲介したのも米国なので、米国の貢献は大きかったと伝えている。5カ国目は「ドイツ」で、占領していた青島の領土を守るために、米国と同じく脅威にならない「弱いほうの日本」の味方になったと分析した。

 記事はこのように、日本は清、英国、フランス、米国、ドイツから様々な形の支持を受け勝利したと伝えている。理由はどうあれ、台頭して日が浅かった日本が、強国ロシア帝国に勝利したという歴史は、今なお中国人の興味を引いているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)