中国の自動車市場で人気を二分している日系車とドイツ車。多くの中国人が今でも「日系車はボディの鋼板が薄くてドイツ車ほど安全ではない」と思っているという。中国メディアの百家号は19日、実際のところ、日系車はドイツ車以上に安全だと紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、なぜ中国ではドイツ車の方が安全だと考えられているかを分析。「ドアを閉めたときの重厚感」や「頑丈なボディ」が安心感を与えてくれるという。この点、日系車は「ボディが薄く、高速走行で安定しない」との誤解が広まり、安全性が低いと見られていると分析した。

 しかし記事は、ボディの役割は雨風を防ぐことで、安全性とは直接の関係はないと指摘。安全性能でより重要なのは「構造」であり、衝突時に日系車の損傷が激しいとのイメージは、日系車は衝突時にエネルギーを吸収することで乗員を守っているからだと説明した。

 そのうえで、米国道路安全保険協会(IIHS)が認定した2019年の最も安全な車は57車種だったが、このうち日系車は26車種を占めたと紹介。また、米コンシューマーレポートの自動車信頼性ブランドランキングでも、日本メーカーが上位を占めており、多くの中国人が「日系車は安全性に劣る」というのは誤解であることが分かると伝えた。

 日系車はすでに中国市場でも人気が高いが、安全性に関する正確な情報が伝わるにつれ、その人気はさらに高まっていくことを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)