急速な経済発展に伴い、中国では次々と新たなマンションが建設されているが、その構造は日本のマンションと幾分異なっているようだ。中国メディアの百家号は18日、日中のマンションを比較すると「廊下」に違いがあることが分かると指摘し、その理由について紹介する記事を掲載した。

 同じ廊下でも日中のマンションではどこが違うのだろうか。記事は、日本では廊下が外から見える「開放式」になっているケースが多いと紹介。中国のマンションの廊下は外気に触れない形で完全に建物の中に存在するため、「封鎖式」の廊下だとその違いを説明した。もちろん日本にも外気に触れない形の廊下を採用しているマンションは多々あるが、中国では廊下が外から見える「開放式」の廊下を採用しているマンションは珍しいということだ。

 では、なぜ日本のマンションは「開放式」の廊下を採用しているのだろうか。記事は、主な理由は「緊急避難」を考慮してのことだと分析。地震などの自然災害が頻発する日本では、安全を第一にした設計になっていると説明した。そして、隣や下へ避難できるようになっているベランダの設計からも、日本の安全第一の理念がよく分かるとしている。

 このほかにも「開放式」の廊下には多くの利点があると紹介。外から見えるので泥棒に入られるリスクを減らすことができ、通風が良く、構造がシンプルになるのでコストを減らすことができると説明した。さらに中国との大きな違いとして、マンション購入時に廊下は部屋面積に含まれていないと紹介。これは、部屋面積に廊下など公共の部分も含めて販売する中国とは大きく異なっていると羨ましそうに伝えている。

 しかし、「開放式」にも欠点はあり、子どもにとっては安全でないことや、日光や風雨にさらされるのでメンテナンス費用がかかると指摘している。とはいえ、「開放式」には多くのメリットがあることを考えると、中国のマンションも日本の方式を参考にできるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)