中国メディアの快資訊は16日付で、万一の火災に備える点で日本のマンションの「ベランダの設計」は非常に優れていると強調する記事を掲載した。

 記事は、火災の恐ろしさには「逃げ場所がない時の絶望感」があると説明し、中国のマンションでは過去に、火災が発生した際に「ベランダに防犯用の鉄格子があったために外に逃げることができなかった」という事例や、「高層階の住民が逃げる術もなく、飛び降りるしかなかった」という痛ましい事故が起きていることを紹介した。

 では、火災に対して人は為す術もなくただ命を落とすしかないのだろうか。この問いに対し、実は日本のマンションのベランダには火災から「人の命を救うための設計」が施されていると紹介し、「中国は大いに参考にすべきだ」と強く勧めた。

 中国のマンションは窓に防犯用の鉄格子が設置されていて、日本のマンションのようなベランダも存在しないケースが多いが、記事は「日本のマンションには避難はしごが設置されており、住人はこの設備を使って脱出が可能な階まで降りることができる」と紹介。またベランダに設置されている「非常用間仕切り板」を蹴破れば隣の部屋に避難することも可能だと説明した。

 さらに日本では「避難ハッチ式救助袋」が設置されていることもあり、この救助袋は600度の高温にさえ耐えることができ、火災時における極めて限られた時間で多くの命を救うことができると称賛。韓国、ロシア、イスラエル、米国のマンションにも避難用の設備はあるものの、日本のマンションのベランダの設計が「一番信頼できる」と指摘した

 記事は、日本のマンションのベランダは「人の命を救う」ために設計されているとし、火災はいつ生じるか誰にもわからないゆえに、こうした設備は「たとえ1日でも備わっていない日があってはいけない」と主張。日本であればどのマンションでも見られるようなこの種の設計には「人の命を第一に考える」という設計思想が反映されているとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)