食の安全性を脅かす事件や問題が頻発する中国からすると日本の食の安全はうらやましい限りだろう。中国の動画サイト・西瓜視頻は、「日本の食品は世界一安全だ」と紹介し、その理由を分析する動画を配信した。

 この動画は、日本に住んでいる中国人が撮影したもので、日本のスーパーがどのように食の安全を守っているかを伝えている。まずは「日本の店には賞味期限切れの商品が置いていない」と紹介。賞味期限自体も短く設定され、期限が近くなると「早めに割引を始めて売れ残らないようにしている」といかに食の安全に厳しいかを伝えている。

 また、「商品の産地や生産者名が分かる」とも紹介。野菜や果物のパッケージにはQRコードが付けられ、生産者や流通経路などをたどることができるので、安心だと紹介している。中国でもスーパーでは産地が記されていることはあるが、生産者までは分からず、モバイル決済などではQRコードが普及しているのに、トレーサビリティにはほとんど活用されていないようだ。

 日本がこれほど食の安全に厳しい理由について、動画では「法律が厳しい」ことに加え、「消費者が厳しい」ためでもあると分析。消費者は自分たちの口に入るものを厳選するので、食品を扱う店はより一層安全に気を配るとしている。

 食の安全に関しては、中国では期待できないためか、自分の身は自分で守るという考えが根強い。動画に対して、食の安全が守られていて、「自分の身は自分で守る必要のない」日本を称賛し、感心するコメントが多く寄せられた。「国民の健康を第一にしている」と政府を称賛するものや、「民度の高さ」を指摘する人、「どうりで日本人が長寿なわけだ」と環境の良さをうらやむ人もいた。

 逆に、中国では「死なないだけ運が良い」と自虐的な人もいたが、これが多くの人の本音だろう。もっとも、「これだけ厳しいと、コストが上がり商品に上乗せされる」という正論も見られた。消費期限については日本国内でも最近では見直されてきており、期限が近い、または切れて間もない商品を安く流通させる業者も出てきている。食の安全を守りながらも無駄はなくす、というのが今後の課題と言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)