日本の自動車産業は欧米に比べれば後発であり、その歴史は長くない。世界初の蒸気自動車はフランスで誕生したと言われており、ガソリン自動車はドイツで誕生した。その後、自動車は米国で大量生産の時代を迎えた。

 現在、日本の自動車産業は世界有数の競争力を持っているが、なぜ後発の日本企業は自動車産業で成功を収めることができたのだろうか。中国メディアの百家号は17日、この理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、日本の自動車産業の強みについて、企業単独ではなく、「業界全体」として高い競争力を持っていることにあると分析。自動車メーカーやそのトップだけがすごいのではなく、自動車に関わる産業全体のレベルが高いのだという。

 たとえば、デンソーやアイシン精機などの部品メーカーは世界中の自動車メーカーに部品を供給しているが、これらの部品メーカーはさらに小さな無数の老舗企業によって支えられていると指摘。優れた技術を持つ企業が数多くあるからこそ、優れた車を作れるのだと論じた。

 また、「優秀な人材」の貢献も大きいと説明。機械化が進んでいるとはいえ、優秀な従業員が作業することで機械の故障や不良品を減らせるという。こうした人材の育成に力を入れていることも日本の自動車企業の強みだと論じた。

 確かに、日本の自動車産業はすそ野が広く、多くの中小企業や零細企業が関わっているが、これらの関連企業はどこも高い技術力を持っていることが自動車メーカーを支えていると言えるだろう。現在、自動車産業は世界的に大きな変動の時期を迎えているが、日本の自動車産業がこれからも世界をリードしていくことを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)