中国のポータルサイト・百度に17日、「どうして国土面積が世界で62位の日本が世界第3位の経済大国でいられるのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本の国土面積が37万平方キロメートルほどで中国に比べてはるかに狭いうえ、自然資源も乏しく、さらには火山の噴火や地震、津波、台風といった自然災害が頻発する環境にあるにも関わらず、現在世界で3番めの規模を持つ経済大国になり得た理由について「われわれが学び、参考にする価値がある」とした。

 そしてまず、日本が明治維新を機に積極的に西洋の工業文明を学んで産業革命を実現したこと、科学技術を重んじ、先進的な各種技術を取り入れたことに言及。どんな国、地域でも発展しようと思えば製造業やハイテク産業、流通業の発展が不可欠であるとし、19世紀に世界に先駆け産業革命を起こした英国から、フランス、ドイツ、イタリア、さらには韓国、香港、台湾に至るまでいずれもが製造業の成長による発展という道をたどってきたと伝えた。そして、日本が土地の広さや環境に関係なく、製造業、流通業、ハイテク産業を長きに渡り発展させてきたからこそ、現在の経済規模の基盤を形成することに成功したのだと説明している。

 また、日本は第2次世界大戦によって大きな挫折を味わったものの、その後朝鮮戦争、ベトナム戦争により大量軍事物資が必要になった米国から続々と注文が入ったことが日本の産業や経済の大きな発展をアシストしたという時代的、政治的な要素も日本に追い風となったと分析。さらに、日本人がもともと持っていた一つのことを極めようとする精神、戦後の科学技術を重視する日本政府の姿勢もあって、日本製品の性能、品質が高まり続け、世界の多くの市場でシェアを獲得するに至ったと伝えた。

 記事は、日本人の品質を追求する姿勢を示す事例として、あるアパレル小売企業の倉庫の様子を紹介。この倉庫では1年間を通じて同じ温度、同じ湿度が保たれており、その快適さは中国の大部分のオフィスよりも高いとした上で、このような「人間の居場所よりも快適」な空間を作ることで在庫の衣服が温度、湿度によって不規則に変形しない状況を確保しているのだと説明した。そして、このような品質確保に対する努力の事例は、枚挙に暇がないほど存在するのだとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)