かつては日本製のエンジンに頼っていた中国の自動車メーカーだが、最近では提携先の海外メーカーの協力を得るなどして開発力を高めつつあるようだ。では、中国の自動車メーカーは今でもエンジンの分野で日本メーカーに頼っているのだろうか。中国メディアの百家号は15日、「日本メーカーのエンジンは中国人にあまり人気がないが、今でも日本の協力がどうしても必要だ」と紹介する記事を掲載した。

 「日本メーカーのエンジンは、あまり人気がない」というのはどういうことだろうか。記事は、中国人の間では「ターボチャージャー搭載のエンジンは自然吸気エンジンより上だ」というのが定説になっていると紹介。欧州にはターボ車が多く、日系車は自然吸気エンジンが多いというイメージが定着しているため、「エンジンは欧州メーカーの方が良い」と思われていると伝えた。

 しかし記事は、「日本のエンジンが劣っているわけではない」と指摘している。日本メーカーのエンジンは、構造がシンプルで、製造コストも維持費も比較的安く済むという魅力があり、「実用性が高く、エンジン分野で世界を主導する立場にいる」と高く評価している。「質も高い」と称賛し、パワーと燃費の両方を兼ね備えた画期的なエンジンも多いと伝えている。

 では、中国市場ではどうなのだろうか。記事は、構造がシンプルな日本のエンジンは「今でも大きな影響力を持っている」と分析している。三菱のエンジンは今でも多くの中国車に搭載されており、スズキは撤退したとはいえかつての合弁企業はスズキの技術を引き継いでいるという。

 中国の自動車メーカーも国産エンジンを着々と開発しているようだが、それは日本製エンジンあってのことと言えそうだ。日本のエンジンは、これからも中国になくてはならない存在であり続けることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)