日本を訪れた中国人たちは「日本の清潔さ」や「日本人の礼儀正しさ」を称賛したものだが、中国と比べると施設や設備などの「ハード面」では「古さを感じた」という中国人は多かったようだ。そのため、「中国は日本を超えた」と思う中国人もいたようだ。

 しかし、中国メディアの快資訊は15日、「中国と日本との差はハード面ではなく、見えない部分にある」と題する記事を掲載し、中国が日本に及ばない点がまだまだあるとし、4つの点を挙げている。

 記事が挙げた1つ目は、「高等教育機関への進学率」だ。日中とも1990年代以降、大学進学率が上昇し続けているが、それでも日本の方が約12%高いと指摘した。2つ目は、「文化輸出」の分野だ。日本語を学ぶ外国人は世界に約385万人いるが、このうち約100万人が中国人だと紹介。残りの日本語学習者は世界の130以上の国や地域に分散しており、「これが文化の影響力だ」と伝えた。

 3つ目は、「ノーベル賞受賞者の数」で、これまでに25人の日本人が様々な分野のノーベル賞を受賞したと紹介。自然科学分野での受賞者が多い日本は、それだけ基礎研究をしっかりと行っていると指摘しており、この点、中国人受賞者は非常に少ないのが現状だ。

 4つ目は「スポーツ」の分野だ。日本では文部科学省が「いつでもどこでも誰もがスポーツを楽しめる」ことを方針として政策を実行していると紹介。子どもから高齢者までスポーツを楽しむ環境が整っていると伝えた。勉強漬けを余儀なくされ、なかなかスポーツを楽しめない中国の子どもたちとは環境が全く違うと言えるだろう。

 経済発展の後発組である中国は、施設や設備のハード面が新しいのは当然のことであり、これからはソフト面での充実が課題だ。この点で日本は中国のお手本となっていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)