信号は「青」の時に進むことができる、というのは誰でも知っていることだ。信号機の色が示す意味は、国際照明委員会の規定によって世界共通となっている。日本では緑色の信号を「青信号」と呼び、日常会話のなかでも「信号が青になった」などと言うが、日本の信号機をよく見ると青色ではなく、緑色をしているのはなぜだろうか。中国メディアの百家号は15日、その理由について解説する記事を掲載した。

 記事は、日本語では実際には緑色の物でも「青色」として表現するものが他にもあると紹介。例えば、緑色の葉のことを「青葉」、緑色の野菜を「青菜」と呼ぶと指摘した。このような表現の仕方は万葉集にすでに見られているため、8世紀ころには緑を青として表現する習慣があったようだと分析した。
 
 その後、平安時代から鎌倉時代にかけて「緑色」という表現が出てくるようになったが、日本では「青」で緑色の物を表す習慣が長く続いたという。信号機の「青信号」もその1つだと伝えた。

 記事は、日本に信号が導入されたのは1930年ごろだと指摘する一方、当時は法令で「緑色信号」と記されていたと指摘。ところが、新聞が信号機について報道した際、「赤、青、黄」と表現し、当時は新聞の影響力が大きかったため、あっという間に「青信号」という言い方が広まったと説明した。その後は正式に法令でも「青信号」と記されるようになったのだと論じた。

 中国語で信号機は「紅緑灯」といい、中国では青信号はあくまでも「緑色」として表現されている。英語でも青信号は「GREEN LIGHT」で、やはり緑色だ。緑色の信号を青信号と表現する日本は、世界的に見ると特殊と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)