新型コロナウイルスに対するワクチン接種が一部の国で始まった。世界中の様々な製薬会社が新型コロナのワクチン開発を行っているが、日本の製薬会社の名前はあまり聞くことがない。これはなぜなのだろうか。中国メディアの網易は12日、「製造強国の日本はなぜ新型コロナワクチンで出遅れたのか」と題する記事を掲載した。

 日本政府は海外の製薬会社からワクチンを購入することで合意しているが、日本ではワクチン開発は行っていないのだろうか。記事は、いくつかの製薬会社は研究開発しているものの、臨床試験の段階まで進んだ日本の製薬会社はまだ1社のみだと紹介。「コロナワクチンの開発では遅れていると言わざるを得ない」と伝えた。

 日本には世界的にも有名な製薬会社もあるが、なぜコロナワクチンの分野では遅れているのだろうか。記事は、「日本企業はそもそもワクチンの研究開発に積極的ではないようだ」と分析。新型コロナが収束すればワクチン需要もなくなると考えているのではないかとしている。

 それで記事は、「ワクチンの問題は、日本の製薬会社の問題を反映しているだけではなく、その背後には日本の製造業の競争力が落ち続けているという事実が関係している可能性がある」と結んだ。

 日本でも2020年末から21年初にかけて、複数の製薬会社が新型コロナワクチンの臨床試験を開始する予定となっているが、英国や米国などではすでにワクチン接種が始まっている。その意味では日本の製薬会社はワクチン開発の面で出遅れ感が強く、中国人にとっては「日本は製造業が強いのに、不思議だ」と感じられたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)