今でも輸入品崇拝の傾向が強い中国。「外国かぶれ」と批判されることがあっても、中国製品は信用できないとして外国製品ばかり買う中国人消費者は少なくない。中国ではスマホなどを除き、多くの分野で外国製品の方が中国製品より人気が高いが、なかでも日本製品の人気は突出していると言えるだろう。

 日本製品の人気が高いだけあって、中国では「日本製品を騙った商品」も実は少なくないのが現状だ。中国メディアの百家号は13日、最近明らかになった日本製品を騙った商品について紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは日本製を騙った「フライパン」だ。日本から直輸入と宣伝し1169元(約1万8500円)で販売していたが、実際には中国メーカーが中国の工場で作ったフライパンで、全く同じ商品が中国メーカーのラベルになると499元(約8000円)で販売されていたことが明らかになったと伝えた。つまり同じ工場で作った類似製品であっても、「日本製」というラベルがつくだけで約1万円も高値で売れていたということだ。

 そのうえで記事は、実際のところ中国製品の品質は決して悪くはないと紹介。外国メーカーの代理生産をしていた工場では、製品づくりのノウハウを持っており、高い品質の製品を作ることができるという。しかし、同じ品質の製品を作っても、外国ブランドのラベルなら中国ブランドの何倍もの値段で販売できるのが現実だと指摘している。

 続けて、中国の製造業は何年にもわたる発展によって今では外国ブランドに引けを取らない品質の製品を作り出すことができていると主張。「多くの中国人が中国ブランドを認め、盲目的に高価な海外製品を買わなくなれば、今回のフライパンのように外国製を騙る商品は消滅するだろう」と結んだ。

 確かに、中国製品の品質は以前と比べるとずいぶん向上したと言われるが、その一方で「安かろう、悪かろう」の製品を作り続けているメーカーも少なくないようだ。中国製品全体のイメージアップにはまだまだ時間がかかるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)