宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、「はやぶさ2」が持ち帰った再突入カプセル内から小惑星「リュウグウ」のサンプルが確認されたと発表した。「はやぶさ2」は見事に偉業を成し遂げたと言えるだろう。

 中国メディアの百家号は14日、日本はなぜ月ではなく、遥か彼方の小惑星からのサンプル採取を目指したのかと問いかける一方、「日本は月を目指せるだけの技術力を持つことを証明した」と論じた。

 記事は、日本の「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」のサンプルについて、太陽系の成り立ちを解明する助けになるかもしれず、サンプルから水や有機物を発見できれば生命誕生の起源に関するヒントが得られるかもしれないとその偉業を称賛した。

 続けて、小惑星は月より質力が小さく、重力も小さいため、離着陸の難度は月に離着陸するより簡単だと主張。また、帰還に際しても、月の引力は大きいため別の発射装置が必要になるが、小惑星の場合は引力が小さいので必要ないと説明する一方、日本が「はやぶさ2」で極めて高い宇宙開発力を持つことを証明したのは間違いないと強調。宇宙ステーション補給機の打ち上げに何度も成功している実績なども加味すれば「日本はすでに月を目指すだけの技術力を持っていると考えて良いだろう」と主張した。

 事実、日本は2030年代にも月に燃料工場を建設する構想を持っていると指摘する一方、中国も月面基地の建設を視野に入れていることを紹介。月探査は今や科学的に重要であるだけでなく、貴重な「資源」が存在する可能性という観点からも重要性が増していると指摘し、日本も月探査をめぐる競争に参加できるだけの技術力を持っているのは間違いないと警戒感を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)