人気商品や品薄になることが見込まれる商品を大量に購入して、ネット上などで転売する行為が近年、問題視されるケースが増えている。今年はマスクが品薄になった際に高額で販売する転売屋や人気ゲーム機の転売が問題にもなったが、簡単に利ザヤが稼げるとあって転売行為は後を絶たない。

 中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、転売のために行列に並んで小遣い稼ぎをしたという日本在住の中国人男性が、自らの体験を紹介する動画を配信した。

 中国では日本製品の人気が高く、日本在住の中国人のなかには「代理購入」という形で、中国に住む顧客から注文を受けて日本で商品を購入し、中国へ発送することを生業としている人が少なくなかった。こうした行為はれっきとした転売行為だが、最近では中国政府による規制が強化されたため、大々的に代理購入をする人は減ったようだ。

 この中国人男性は、自分自身が転売屋というわけではないようだが、人気商品を手に入れるために行列に並ぶアルバイトをしたようだ。その時の様子を撮影しているが、非常にたくさんの人が行列を作っており、行列は店が見えない場所まで続いていることから、何を買うために列に並んでいたのかは動画からは分からなかった。

 結局、2つの店で並んだもののお目当ての商品を購入できなかったようで、合計3時間も並んだが、最低賃金の2000円しかもらえなかったという。成功報酬はなかったようで、それゆえこの動画に対して中国のネットユーザーからは「この業界はダメだよ。まっとうな仕事をした方がいい」、「普通の時給の仕事をした方がいいんじゃないか」とのコメントが寄せられていた。

 やはり転売に向け、アルバイトで人を募集し、列に並ばせ、商品を買わせるということが行われているようだ。家電やファッションなどの人気アイテムのなかには中国に向けて転売されるケースは少なくないようだが、転売行為については近年、大量の買い占めなど人に迷惑となることも少なくないとして問題視されているのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)