今年発表された日中間の意識調査では、中国に良くない印象を持っている日本人が増え、9割にものぼることが明らかになったが、日本人は本当にそれほど中国人を嫌っているのだろうか。中国メディアの騰訊はこのほど、「日本人の目に中国人はどう映っているのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事の筆者は、日本に住んで6年になるという中国人で、「中国に詳しい日本人と、そうでない日本人とでは、中国に対する見方は全く違う」と紹介している。中国に行ったことがある、または中国人と親しい知中派は比較的少なく、それ以外の人は多くがメディアからの情報だけで判断しているので、どうしても印象が悪くなりがちだと分析した。

 では、中国を知る少数の日本人は中国をどうみているのだろうか。記事は「意外と中国の発展に驚いている」と紹介している。日本は何をするにも慎重で、石橋を叩いて渡る傾向があるが、中国はスピード重視で仕事が早い。新しいものをどんどん取り入れていくので、日本人が開発したQRコードも中国人が使いこなし、今では日本人が学ぶ側に回っていると紹介した。

 筆者自身も過去に日本企業と共同で中国に工場を建てたことがあったそうだが、日本企業のスケジュールでは1年半かかることになっていた仕事を、中国人は半年で完成させたと紹介。開幕式典の前日になっても工場内の道路1本が完成していなかったので、地元政府の協力のもと、徹夜で工事し間に合わせたと誇らしげに伝えている。日本だったら、リスクへの不安が先に立ってしまい、なかなかできない荒業だろう。

 記事はこのように、中国を良く知る日本人は「中国に驚かされ、一目置くようになっている」と主張。中国が好きな日本人も少なくないとした。知中派がすべて中国を好きとは限らないが、少なくとも中国にも長所があることを理解しているとは言えるだろう。日本は他国に学びながら発展してきた国だが、近年の中国は積極的に他国に学びながら発展している。日本もさらなる学習と成長に向け、まずは中国を知ることが大切なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)