中国メディア・海外網は14日、日本で「密」が「今年の漢字」に選ばれたことについての評論記事を掲載した。

 記事は、日本漢字能力検定協会が毎年年末に、その年の世相を代表する漢字を公募したうえで1文字選定し、京都の清水寺で発表しており、今年は「密」が選ばれたと伝えた。

 そして、「密」が選ばれた最大の要因は、新型コロナが日本人の生活王式を変えたことにあり、中でも小池百合子東京都知事が提起した「密閉、密集、密接」の「3密」を避けるという表現が日本の人びとの記憶に強く残ったとしている。

 また、新型コロナ以外にも日本の政界や芸能界で多くの秘「密」が暴かれたという意味あいも含まれていると指摘。菅義偉首相の首相就任直後に持ち上がった日本学術会議の候補者選定問題が日本社会から激しく批判され、芸能界では著名俳優の大麻所持といったスキャンダルが持ち上がり、今年の日本人共通の記憶を構成したと伝えた。

 記事は、漢字1文字で1年間の世相を全て含むというのは困難であるものの、漢字が選ばれた背景から映し出される社会心理は注目に値するとし、新型コロナが長期化する可能性が非常に高い中で「密」という感じが選ばれたことは、日本の市民の感染予防意識がすでに脳裏に焼き付けられ、長きにわたり存在するであろうことを表していると評した。

 今年は確かに新型コロナに振り回された年となり、「密」が今年を表す漢字に選ばれたことに多くの人が納得していることだろう。しかし、今年の新型コロナ感染拡大を巡る混乱ぶりは、到底漢字一文字で概括できるものではない。それだけ、新型コロナは個人、社会、国、そして、世界に数えきれないほどの変化、影響をもたらし、ダメージを与えたのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)